小学校3年生の音楽の教科書に掲載され、多くの子どもたちのハートを
わしづかみにしている名曲『とどけよう このゆめを』。
わしづかみにしている名曲『とどけよう このゆめを』。
私のYouTubeチャンネルでも大変多くの反響をいただいており、
「大人になってからもふと思い出して検索した」という感動的なコメントを
たくさんいただいています。
なかには、「朝5時の通勤電車で、朝日がまぶしかった瞬間にこの曲を思い出した」という、
涙が出るほど素敵なお話もありました。
「大人になってからもふと思い出して検索した」という感動的なコメントを
たくさんいただいています。
なかには、「朝5時の通勤電車で、朝日がまぶしかった瞬間にこの曲を思い出した」という、
涙が出るほど素敵なお話もありました。
なぜ、この曲はこれほどまでに人の心に残り続けるのでしょうか?
今回の記事では、大人もわくわくしてしまう音楽的な魅力や、
ピアノ伴奏の弾き分けのコツ、そして子どもたちが自ら「表現の工夫」を見つけ出せる
魔法の指導アプローチを分かりやすく解説します。👇 子どもの頃を思い出し、世代を超えて聴きたくなる曲はこちら
今回の記事では、大人もわくわくしてしまう音楽的な魅力や、
ピアノ伴奏の弾き分けのコツ、そして子どもたちが自ら「表現の工夫」を見つけ出せる
魔法の指導アプローチを分かりやすく解説します。👇 子どもの頃を思い出し、世代を超えて聴きたくなる曲はこちら
楽譜から紐解く「ピアノ伴奏」の弾き分けのコツ
🎼 ピアノ伴奏の劇的な変化!「はずむ前半」と「なめらかな後半」
この曲の最大の魅力は、前半と後半でピアノの伴奏型(リズム)がガラリと変化する
ドラマチックな構成にあります。
ドラマチックな構成にあります。
① 前半:「ぶんちゃっ」とはずむ軽快なリズム
前半部分(あさひがわらってる〜)は、ピアノが軽快な「ぶんちゃっ ぶんちゃっ」
という2拍子のリズムを刻みます。
音程も「ミ・ファ♯・ソ・ラ・シ」と階段を上るように一歩ずつ登っていくため、
子どもたちは曲の分析をしなくても、自然と気持ちが明るくなり、
朗らかな笑顔で歌いたくなる仕掛けになっています。
ピアノ伴奏の右手の弾き方を、後打ちのリズムを意識的に軽く、短く弾ませることで
軽快で明るい響きの歌声を引き出すことにつながっていきます。
伴奏の軽やかさが、そのまま子どもたちの生き生きとした表情や声の弾みをサポートしてくれる、とても素敵な前半戦です。
という2拍子のリズムを刻みます。
音程も「ミ・ファ♯・ソ・ラ・シ」と階段を上るように一歩ずつ登っていくため、
子どもたちは曲の分析をしなくても、自然と気持ちが明るくなり、
朗らかな笑顔で歌いたくなる仕掛けになっています。
ピアノ伴奏の右手の弾き方を、後打ちのリズムを意識的に軽く、短く弾ませることで
軽快で明るい響きの歌声を引き出すことにつながっていきます。
伴奏の軽やかさが、そのまま子どもたちの生き生きとした表情や声の弾みをサポートしてくれる、とても素敵な前半戦です。
② 後半:「レガート」に流れるなめらかなリズム(かぜのイメージ)
「よびかける かぜのうた」の場面からは、ピアノの伴奏型がなめらかなレガート
(音をつなげる弾き方)へと変化します。
ここで音楽の場面が「おひさま(光)」から「かぜ(風や雲)」へと移り変わるのです。
(音をつなげる弾き方)へと変化します。
ここで音楽の場面が「おひさま(光)」から「かぜ(風や雲)」へと移り変わるのです。
ピアノの音をたっぷりと繋げるように(レガートで)演奏することで、
子どもたちの息づかいも自然と変わり、遠くのかなたまで言葉が流れていくような、
スケールの大きさを引き出すことができます。
子どもたちの息づかいも自然と変わり、遠くのかなたまで言葉が流れていくような、
スケールの大きさを引き出すことができます。
遠くのかなたまで、流れていくもの。
遠くまで届けたいもの。
遠くまで届けたいもの。
それは、子どもたちの中に育まれた豊かな想像力や、心の中に描かれたイメージです。
まず子どもの心の中にイメージがあることで、それが言葉になり、音楽に乗り、
はじめて「遠くまで届けたい!」という本物の気持ち(表現)につながっていきます。
はじめて「遠くまで届けたい!」という本物の気持ち(表現)につながっていきます。
🎓 子どもたちが「音のヒミツ」を見つける楽しさを仕掛ける
「ここは明るい曲だから、笑顔で歌おうね!」とあらかじめ決めてしまうよりも、
音楽そのものが持っている仕掛けを子どもたちと一緒に「探偵」のように発見していくそうすることで、音楽と言葉と、自分の気持ちがピッタリ重なり
子どもたちの中で、なぜそのように演奏するのかという部分が明確になります。
これらが子どもたちの内側で一本の線で繋がったとき、誰かに言われたからではなく、
自分たちの意志で「届けたい!」という気持ちが生まれます。
音楽そのものが持っている仕掛けを子どもたちと一緒に「探偵」のように発見していくそうすることで、音楽と言葉と、自分の気持ちがピッタリ重なり
子どもたちの中で、なぜそのように演奏するのかという部分が明確になります。
これらが子どもたちの内側で一本の線で繋がったとき、誰かに言われたからではなく、
自分たちの意志で「届けたい!」という気持ちが生まれます。
子どもたちの歌声が、気持ちのこもった本物の歌声へ変化する、
授業の時間がぐっとドラマチックになる瞬間です。
- 前半(おひさまのイメージ):おひさまがわらって、きらきら歌っているイラスト ☀️✨
➡️ 「おひさまがきらきら笑っているとき、みんなはどんな気持ちになる?
どんな声で歌いたくなるかな?」
ここの部分、歌詞を分解していってみますね。あさひが わらってる
そらたかく かがやいて
⇩
おひさまが、わらってる、かがやいている(きらきら)あさひが うたってる
こえたかく ひびかせて
⇩
おひさまが、うたってる、ひびかせている(問い:これは、どんなこえだろう???)
- 後半(かぜのイメージ):風の歌が雲にのって、海を越えて遠くのかなたへ流れていくイラスト 🌬️☁️🌊
➡️ 「目の前がぐんと広がって、どこまでも遠くに行けそうなとき、
息づかいや歌い方はどう変わるかな?」ここでも歌詞を、分解してみます。かぜのうた
くもにのる
そらのかなたかぜのうた
うみをこえる
はるかかなた後半部分は、視界がぐんとひらけて
遠くまで見わたすことが出来ます。
自分が、風にのってどこまでも行くイメージなどが描けそうです!かなたまでいける
どこまでもいける
というスケールの大きさを感じられると
前半との対比が出て、表現が深まり、
音楽すること、歌うことがより楽しくなります!ここで一つ、音楽的な大切なポイントがあります。
後半の「レガート(なめらかに)」という変化は、決して「弾まない=静かに歌う」
というような、消極的な意味合いやニュアンスでとらえる必要はありません。前半の弾むリズムとの対比を考えるとき、ここをどう扱うかは
とても工夫のしがいがある面白い部分です。
音はレガートなのですが、歌詞には「海を越え、雲を越えて、どこまでも遠くへ
彼方へ広がっていく」という世界が描かれています。
このことから、前向きでダイナミックなエネルギーととらえることで、
なめらかに、の扱い方や、つい陥りがちな消極的イメージも変えていくことが出来ます。遠くのかなたまで、流れていくもの
遠くまで届けたいものどんなイメージだった?何を想像したのかな?と問いかけた時、
いろんな意見が出てくるといいですね。
正解はないので、ここでいろんな発言があり、みんなの意見が尊重される
という経験を経ていくと、クラス全体の声が伸びやかになっていきます。まず子どもの心の中に「風に乗って遠くまで届けたい!」というイメージがあって、
それが言葉になり、音楽に乗る。
だからこそ、ただ「弾ませないで、静かに」歌うのではなく、
言葉やイメージを明確に自分の中に描くことで、表現に説得力が増し、
前半との対比を際立たせることができます。「ここは優しく歌って」「弾まないよ」というような指示を出すのではなく、
伴奏の変化に耳を澄ませ、歌詞からイメージする世界をふくらませ、
子どもたち自身の内側から溢れ出る「届けたい気持ち」を引き出すことで、
豊かな表現へとつながります。
レガート、なめらかに、の後半部分が、なぜか消極的表現になってしまうことの
回避案として、このようなアプローチはいかがでしょうか? -
🏆 音楽会のクラス合唱が見違える!本番前に必ず挟みたい「魔法のプロセス」
この「音楽の仕掛け、言葉、自分の気持ちがピッタリ重なる」というプロセスは、
音楽室での普段の授業だけでなく、音楽会や学習発表会などの「本番」に向けた
合唱指導でこそ、最大の効果を発揮します。子どもたちの中で「なぜ、今私たちはここでこうやって演奏しているのか」
という理由が明確になると、ステージ上での生き生きとした表情や声の輝きが
格段に変わるのです。誰かに「こう歌わされている」のではなく、「自分たちの意志でこの歌を届けたい!」と願ってまっすぐ伸びやかに歌う子どもの姿は、聴いている保護者の皆さんの胸を
激しく揺さぶります。もし音楽会に向けて「なんだか子どもたちの歌声に元気がないな」
「表現がマニュアル通りで固くなってしまうな」と悩んだときは、
ぜひ一度このプロセスを練習の間に挟んでみてください。クラスの演奏が見違えるように生まれ変わり、子どもたちにとっても、聴く人にとっても、一生の思い出に残る最高の音楽会になるはずです!


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