" /> 歌って終わりはもったいない!子どもたちを小さな科学者に変える1曲 | うたまなblog

童謡『ひらひらちょうちょう』(小林純一作詞/中田喜直作曲)から広がる世界〜歌から自然科学の探究へつなげる魔法の問いかけ〜

なつかしい童謡

3拍子でゆっくりなワルツのような曲です。

🎹 3拍子(ワルツ)が表現する「蝶のリアリティ
  • 不規則で軽やかな羽ばたき
    • 4拍子だと「歩行」のように規則正しく重くなってしまいます。
      私たち日本人は、ずっと昔、農耕民族だったので、田植えの時の「どっこいしょ」が
      体に染み付いていて、2拍子や4拍子はなんとなく自然に板についているんですよね。

    • しかしこの曲は3拍子です。頭拍の推進力と、それに続く浮遊感が、
      まさに風に乗ってヒラヒラと方向を変える「蝶の予測不能な飛び方」そのもの!
      私は、ウィーンの舞踏会で繰り広げられるワルツ、
      ズン チャッ チャズン! チャッ チャ🎶のイメージでこの曲を弾きました。

この曲が3拍子だからこそ、ちょうちょのひらひら飛ぶ様子が、
子どもたち自身が、自然に体全体で感じられるように構成されているのだということがわかります。

歌詞の中に、
ひらひらとんで あかい あかいおはなにとまれ
ひらひらとんで しろい しろいおはなにとまれ

というフレーズがあり、ちょうちょは色の好みや花の種類の好みはどうなっているんだろう、
という疑問がわき、調べてみることにしました。

そこで初めて、アゲハチョウは赤が(ツツジの花が)好きで
ベニシジミは白が(ニラの花が)好きということを知りました。


この動画を見たお子さんが間違って覚えてしまわないように、
動画を作る前に、ちょうちょの好きな色と花を調べました。



多くの昆虫は赤い色を認識できませんが、
アゲハチョウは赤色を識別することができるとのことです!
その科学的根拠は、以下のようになります。

  • 色覚の仕組み: アゲハチョウの複眼には、紫外線・紫・青・緑・赤という人間よりも幅広い波長を感じる視細胞が存在します。

  • 生得的な好みと学習: 実験室で調べた結果、アゲハチョウには生まれつき赤色を好む性質や、ツツジなどの赤い花を学習して記憶する能力が高いことが分かっています。
    そのため、赤い花から優先的に効率よく蜜を集めることができると考えられています。
     

    なんと、ちょうちょは学習して、ツツジの赤を好きになっているとのことです😍
    想像力を掻き立てられますね!
    ぜひお子さんたちと、このお話を盛り上げていただきたいと思います。

    より詳しい解説は、

    ナミアゲハの生活を支える視覚情報

    https://www.brh.co.jp/publication/journal/106/rp/research01/

    こちらに興味深い記事が掲載されています。

    シジミチョウの仲間(ベニシジミなど)は、複眼の色覚特性や特定の環境適応によって
    白い花をよく訪れる!
    • 花への訪花の傾向: ベニシジミなどの小さな蝶は、野原や公園などの環境に自生する白や黄色の小花(ハナニラやカタバミなど)を好む傾向があります。
    • 花の匂いとの関連性: 蝶は花の色だけでなく、花が発する甘い香り(揮発性化合物)にも強く引き寄せられます。ニラの花が放つ特有の蜜の香りと白という視覚的な目立ちやすさが、ベニシジミを惹きつける要因になっています。

    シジミチョウは、色と匂いに惹きつけられて、しろい花を選んでいるんですね!

    🌸 歌から科学へ!
    1. 歌う:「ひらひらちょうちょう」をみんなで楽しく歌う 🎤
    2. 問いかけ:「ねぇねぇ、蝶々って本当に赤いお花と白いお花、どっちが好きなのかな?」 🤔
    3. 観察・実験:「今度公園に行ったら、アゲハチョウが何色の花に止まるか、みんなで探偵になって調べてみよう!」 🕵️‍♂️

    このように、歌唱活動だけでなく、生き物の観察に発展させることが出来、
    子どもたちが五感で感じながら、自然科学を学ぶことができる
    とても優れた作品なのです!

    ひらひらちょうちょうは、昭和30年に出版された
    「現代こどもの歌 名曲全集」に掲載されており、私はそちらの楽譜を使用しています。

 

現在出版されている「二訂 現代こどものうた名曲全集」の中にもあります。


 

 

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