こんにちは!うたまなです。
私はGoogle認定EdTechクリエイター(Player for Education)として、日々YouTubeなどで
子どものうたを発信しています。学校や園の現場で頑張る「音楽仲間」の皆さんに寄り添い、
日々の授業や保育がちょっと楽しくなるリアルなアイデアをシェアしています!
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今回スポットを当てるのは、誰もが一度は歌ったことがある超名曲、まど・みちおさん作詞
團伊玖磨さん作曲の童謡「やぎさんゆうびん」です。
團伊玖磨さん作曲の童謡「やぎさんゆうびん」です。
実はこの曲、子ども向けの可愛いだけの歌じゃないんです。
歌詞の意味を深掘りすると現代の「あるある」が見えてきますし、
何より「作詞家と作曲家が仕掛けた恐るべき罠(笑)」が隠されているんです!
現場の先生が必ずぶつかる「子どもが早口になって息が続かない問題」は、
この童謡の本質的な部分とがっつりリンクしていているんです。
お困りごとをみんなの笑顔に変えるためのとっておきの秘策を
伴奏のコツと一緒にご紹介します!
1. まど・みちおさんが描いた?「やぎさんゆうびん」のリアルな本質
「しろやぎさんからお手紙ついた、くろやぎさんたら読まずに食べた」
この無限ループ、ただのコミカルなファンタジーだと思っていませんか?
実はこれ、私たちが日常でよくやる「連絡のすれ違い(無限ループ)」のリアルそのものなんです。
実はこれ、私たちが日常でよくやる「連絡のすれ違い(無限ループ)」のリアルそのものなんです。
先日、私もプライベートでこんなことがありました。
久しぶりに友人にメールを送ったのですが、返事がないまま1ヶ月。
念のためもう一度送ったら「スパムに入ってた!」とやっと返信が来ました。
そこから「いつ会える?」「来週月曜に〜」と順調にやり取りをして、
当日「何時に行く?」と聞いたら、「今日そこ、〇〇の理由で閉まってるよ」と。
……わかってたなら先週言って欲しかったなー、と思いつつ用事は終わらず(笑)。
数日後、彼女からの電話に出られず、折り返したら今度は彼女が出られず……。
久しぶりに友人にメールを送ったのですが、返事がないまま1ヶ月。
念のためもう一度送ったら「スパムに入ってた!」とやっと返信が来ました。
そこから「いつ会える?」「来週月曜に〜」と順調にやり取りをして、
当日「何時に行く?」と聞いたら、「今日そこ、〇〇の理由で閉まってるよ」と。
……わかってたなら先週言って欲しかったなー、と思いつつ用事は終わらず(笑)。
数日後、彼女からの電話に出られず、折り返したら今度は彼女が出られず……。
ね?私たちの用事、全く片付いていないんです(笑)。
『やぎさんゆうびん』って、まさにこの状態だと思いませんか?
『やぎさんゆうびん』って、まさにこの状態だと思いませんか?
これって園や学校の連絡網や、保護者の方とのやり取り、SNSでもよくありますよね。
「あれ?あの連絡、伝わってなかった!」「既読はついているのに返事がない……!」
という、現代のコミュニケーションのもどかしさそのものです。
この童謡が作られたのは、昭和30年代ですが、
令和の現代においても、終わらぬ用事、延々の無限ループあるあるです笑
園や学校での「子どもへの下し方」アイデア
この本質を分かった上で、子どもたちと歌う前にこんな問いかけ(導入)をしてみるのは
いかがでしょうか?
いかがでしょうか?
-
- 「みんなも、お友達にお話がうまく伝わらなくて『モヤモヤするなー』って
思ったことある?」 - 「この後、しろやぎさんとくろやぎさんはどうしたら用事を伝えられると思う?
(直接会いに行く?絵で描く?)」
- 「みんなも、お友達にお話がうまく伝わらなくて『モヤモヤするなー』って
歌をただ歌うだけで終わらせず、相手に気持ちを伝える大切さを考える
「コミュニケーションの第一歩」の教材として、ぜひ活用してみてください。
「コミュニケーションの第一歩」の教材として、ぜひ活用してみてください。
2.團伊玖磨さんの罠!?「息継ぎなし」の畳み掛けが生む、おかしみとうんざり感
この曲、実は数年前の保育士試験の実技課題曲だったこともあるほど、教育現場では
超重要ナンバー。でも、実際に子どもたちと歌うと「テンポがどんどん走って早口になる」
「息を吸うタイミングがなくてバタバタになる」というお悩みを本当によく聞きます。
超重要ナンバー。でも、実際に子どもたちと歌うと「テンポがどんどん走って早口になる」
「息を吸うタイミングがなくてバタバタになる」というお悩みを本当によく聞きます。
特にラストに向かう
「しーかたがないから おーてがみかーいた さっきのてがみの ごようじ なあに」
の畳み掛けは最大の難所ですよね。
でも先生方、楽譜をよーく見てみてください。
……休符(息を吸うスキマ)が、どこにもないんです。
これ、実は作曲の團伊玖磨さんが狙ってやった「仕掛け」ではないかと私は思っています。
まど・みちおさんが詩に込めた「無限ループの延々とした感じ」や「連絡が片付かない
もどかしさ」を、音楽でも表現するために、あえて歌い手に息継ぎを与えず、
どんどん言葉を畳み掛けさせている。それによって、「もう息が続かない!
用事はなんなのー!😭」という最高のうんざり感を、曲の構造そのものが演出しているんです。
まど・みちおさんが詩に込めた「無限ループの延々とした感じ」や「連絡が片付かない
もどかしさ」を、音楽でも表現するために、あえて歌い手に息継ぎを与えず、
どんどん言葉を畳み掛けさせている。それによって、「もう息が続かない!
用事はなんなのー!😭」という最高のうんざり感を、曲の構造そのものが演出しているんです。
そう考えると、子どもたちがバタバタと早口になって、音楽にノリきれずもどかしそうに
歌っている姿さえ、「團伊玖磨さんの狙い通りじゃん!」と愛おしく、少しおかしく
思えてきませんか?
歌っている姿さえ、「團伊玖磨さんの狙い通りじゃん!」と愛おしく、少しおかしく
思えてきませんか?
① 小さい「っ(促音)」をハックせよ!お助けブレスの場所
一見、息を吸うスキマがないように見えるラストの怒涛のフレーズ。
どこで息を吸えばいいかというと、ここです!
どこで息を吸えばいいかというと、ここです!
さ(v)っきの てがみの v ごようじ なあに v
(※カッコのvがお助けブレス、通常のvが普通の息継ぎ)
なんと、「さ(っ)き」の小さい「っ(促音)」の瞬間を、お助けブレスに利用するんです!
合唱の世界では、フレーズの途中でこっそり息を吸うことを「カンニングブレス」と言ったりしますが、教育現場ではあまり使いたくない言葉ですよね(笑)。なのでここでは、子どもたちにも分かりやすい「水泳の息継ぎ」をイメージしてみてください。
水泳の息継ぎって、「ひゃっ!」と顔を上げて無理やり大きく吸うのではなく、一瞬だけパッと口を開けて「息を止める(区切る)」ことで、自然と空気が入ってきますよね。
それと全く同じです!
日本語のつまる音「っ」の瞬間は、喉と息が一瞬ピタッと止まります。息を吐き続けるのを一旦区切る。それだけで、肺に自然とスーッと新しい息が入ってくるんです。
日本語のつまる音「っ」の瞬間は、喉と息が一瞬ピタッと止まります。息を吐き続けるのを一旦区切る。それだけで、肺に自然とスーッと新しい息が入ってくるんです。
この作用を利用すれば、言葉の勢いを殺さずに、むしろエネルギーをグッと溜めて次の言葉へジャンプすることができます。まさに、歌のスピード感を崩さない最強のブレステクニックです!
② ラストの「な・あ・に」は、あえてゆったり!全員で体力回復
「ごようじなぁに」に向かって、子どもたちのテンポは雪崩のように大暴走しがちです。
そこで、最後の「な・あ・に」の3音を、先生のピアノで一音ずつゆったり(リタルダンド)弾いてあげてください。
そこで、最後の「な・あ・に」の3音を、先生のピアノで一音ずつゆったり(リタルダンド)弾いてあげてください。
ここでテンポをグッと緩めることで、
- 子どもたちが「はぁ、吸えた!」と息を整える「体力回復の時間」になります
(これが無いと、無限ループの2周目でみんな酸欠になります笑)。
- 「用事は何だろう……?」という解決しないミステリーの「もどかしさ・うんざり感」が
音楽的に最高潮に引き立ちます。
「走らないで!」と声で注意するのではなく、伴奏のテンポで子どもたちのリアルな息遣いを
こっそり優しくコントロールしてあげる。これぞピアノの魔法です♪
3. 授業や保育の教材に!「やぎさんゆうびん」動画
私のYouTubeチャンネル「Sing & Learn NIHONGO / うたまな」では、
今回ご紹介した「促音ブレス」や「な・あ・にの体力回復テンポ」を実際に取り入れた
『やぎさんゆうびん』のうた動画を公開しています。
今回ご紹介した「促音ブレス」や「な・あ・にの体力回復テンポ」を実際に取り入れた
『やぎさんゆうびん』のうた動画を公開しています。
フルコーラス動画を制作する際には、相当テンポを早めにキープしつつ
ピアノ伴奏は、ブレスのための隙間を開ける工夫をしました。🎥 【やぎさんゆうびん】の動画をチェックする
ピアノ伴奏は、ブレスのための隙間を開ける工夫をしました。🎥 【やぎさんゆうびん】の動画をチェックする
学校のLMS(学習管理システム)やGoogle Classroomなどでも、Player for Education
(教育向けシステム)を通じて、広告なし・関連動画なしの安全な環境で子どもたちに見せることができます。ぜひ、授業や保育の現場で便利に使い倒してくださいね!
(教育向けシステム)を通じて、広告なし・関連動画なしの安全な環境で子どもたちに見せることができます。ぜひ、授業や保育の現場で便利に使い倒してくださいね!


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