誕生から30年を超え、今や幼稚園や保育園、小学校の教科書だけでなく、
CMソングとして、大人の心にも深く響く名曲『にじ』。
CMソングとして、大人の心にも深く響く名曲『にじ』。
実は、私がYouTubeで演奏している「にじ」の伴奏は、
現在広く流通しているものとは少し違います。
1996年の月刊「クーヨン」の付録に掲載されていた、増田裕子さん
(現・ケロポンズのケロさん)が手掛けた、この曲が初めて世に出た当時の
「幻の初期ピアノアレンジ」の楽譜を使用しました。
現在広く流通しているものとは少し違います。
1996年の月刊「クーヨン」の付録に掲載されていた、増田裕子さん
(現・ケロポンズのケロさん)が手掛けた、この曲が初めて世に出た当時の
「幻の初期ピアノアレンジ」の楽譜を使用しました。
今回の記事では、作曲者の中川ひろたかさん、作詞者の新沢としひこさんの
貴重な当時のエピソードを交えながら、歌詞の意味や、
この曲を優しく歌いこなすコツを徹底解説します。
貴重な当時のエピソードを交えながら、歌詞の意味や、
この曲を優しく歌いこなすコツを徹底解説します。
👇 幻の初期アレンジ!心を込めて歌った『にじ』の演奏動画はこちら
🎼 世代を超えて愛される『にじ』の楽譜の入手方法
① 2019年に話題を呼んだ「二部合唱」
小学校の音楽会や、高学年の子どもたちがハモるのにぴったりの二部合唱譜は、
現在@ELISEで購入可能です。
こちらのアレンジは、ピアノ伴奏が華麗で、
サビ部分のみが二部合唱にわかれるタイプのアレンジなのですが
合唱初心者さんでも、ハモるのが苦手なんだよね〜という大人の方たちにも
なぜか自分の音が、迷いなくスッキリわかる
とても良質なアレンジとなっており、
全力でオススメしたいアレンジとなっております!
👇アルトのみの練習動画はこちらになります
② 私が演奏している「初期アレンジの楽譜」について
動画で使用している増田裕子さん編曲のピアノ伴奏は、絵本SONGBOOK『あしたがすき』(1992年・月刊音楽広場特別編集)に掲載されていたものです。
初版が1992年でしたので、新品での入手が難しく、かつて古本市場でも品薄状態が続いている
貴重なものでした。
2025年以降、改めて探してみると、また新品の楽譜が入手できるようになっているようです!
さすが、30年以上色褪せることのない楽曲ですね!
初版が1992年でしたので、新品での入手が難しく、かつて古本市場でも品薄状態が続いている
貴重なものでした。
2025年以降、改めて探してみると、また新品の楽譜が入手できるようになっているようです!
さすが、30年以上色褪せることのない楽曲ですね!
💬 作詞・作曲者が語る『にじ』誕生の裏話と歌い方のヒント
楽譜集の巻末に掲載されていた、お二人の貴重なメッセージをご紹介します。
- 作詞:新沢としひこさん
楽譜集「そらとともだち」の中で楽曲解説をされています。
・・・
「この歌を聴くと涙が出ます」という言葉もよく聞きます。
ただ雨のあとに虹がでて、きっと明日はいい天気というだけの
いたってシンプルな歌なのですが、中川ひろたかさんの美しいメロディーとあいまって、
みんなに愛される歌になりました。
- 作曲:中川ひろたかさん
絵本SONGBOOKの中から、作曲された中川さんの書かれたTrue Storyを一部紹介します。
このメロディは、ギターでコードを弾きながら作った。
いつも絶対やらない手法なんだけど、ちょっとやってみるかって。
詞のこなれがいいかげんになりそうで、禁じ手にしているんだけれど、
でも、イガイと生な肉声が出てきた感じで、たまにはいいかもしれないね、・
子どもたちと歌うときの「指導・歌唱のコツ」
「にじ」はずっと、子どものうたとして歌われてきました。
今でも幼稚園や保育園の6月のうた、季節のうた(梅雨のシーズン)ということで
多くの保育現場で取り入れられている曲です。
🌈 子どもから大人まで!『にじ』を温かく歌うための3つのコツ
- ① 歌い出しは「語りかけるように」
この曲の冒頭、実は小さな子どもたちにとっては「音が低すぎて音程が取りにくい」という隠れた難所があります。
ここで「もっと元気に大きな声で歌おうね!」と声をかけてしまうのは逆効果。
無理に地声を張り上げてしまい、曲本来の美しい持ち味が消えてしまう原因になります。音程の低さを乗り越えるための魔法のコツは、
【子どもの頭の中に、雨の日の情景イラストを浮かべること】です。
大きな声を出すことに指導の重点をおくのではなく、
歌詞の世界を子どもたちがイメージしやすい言葉に変換し、
心に寄り添うように語りかけることから始めます。
庭のシャベルがぬれている・・・雨だから、お外遊びができないね
洗濯物がぬれている・・・おひさまが出たら、洗濯物はすぐ乾くのに〜
あの子の遠足(雨で行けなくて)一日のびて・・・あーあ、遠足楽しみだったなぁ「こんな時、どんな気持ちになるのかな?」と問いかけ、
子どもたちから出てきた「残念だな」「悲しいな」「あーあ・・・」というような
言葉や感情をみんなで共有していきます。歌い出しの低音は、無理に響かせる必要はありません。
大人でも響かせて歌うのは難しい音域です。
新沢さん、中川さんも、いい声で歌おうとしすぎないで!って
そういうメッセージ出されていたのを、私は拝見したことがあります!「雨の日のちょっぴり切ない気持ち」をそのまま歌声に乗せることで、
子どもたちは自然と無理のない丁寧な声で、
音程をコントロールしながら歌えるようになります!大人の合唱団のみなさんも、このあたり、ぜひ参考にしてみてください。 - ② サビの「ラララ」で一気に心を解放する
雨が上がって虹がかかるサビの「ラララ にじがにじが〜」からは、
空がパッと明るくなったように、伸びやかな声で響かせましょう。
歌い出し部分との対比がはっきりすることで、サビ部分での気持ちの解放感は
格別なものとなります。
晴れたこと、虹がきれいなことが、こんなにうれしいね!っていう気持ちを大切に
メロディの美しさを感じながら歌ってほしいです。 - ③ 歌詞の「シンプルさ」を大切にする
新沢さんが語るように、いたってシンプルな言葉だからこそ、
まっすぐストレートに歌うことで、
聴く人の涙を誘う感動的な演奏になります。全部をずっと、大きな声で元気にうたう幼稚園児さんたちの演奏を
聴いたことがあります。
ずっと元気で、冒頭、音程が取れてなかったけど、
でもそれでも、客席で泣きながら聴いていたんです。どんな演奏になっても、お子さんたちが一生懸命に取り組む姿はかけがえのないものです!
歌うことを楽しんでほしいですし、
現場でご指導にあたられる先生方も、この楽曲の持つパワーを信じて、
楽しく取り組んでいただきたいと思っております。


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