ひらがなの学習や発音の指導において、「しゃ・しゅ・しょ」や「きゃ・きゅ・きょ」といった「拗音(ようおん=小さい『ゃゅょ』が付く音)」の習得に苦戦したことはありませんか?
実は、拗音はお口の形を「よこ(い)」から「まる(う)」、そして「たて(お)」へと細かく素早くコントロールする複雑な動きが必要です。そのため、発音が全体的に不明瞭になりがちなお子さんにとっても、大きな壁になりやすい部分です。
今回は、そんな拗音の壁を楽しく、遊びながら乗り越えられる名曲、まど・みちおさん作詩/三善晃さん作曲の「きゃきゅきょのうた」をご紹介します。
なぜ「きゃきゅきょのうた」でお口のコントロールが育つのか?
ただ机に向かって「きゃ、きゅ、きょ」と発音の練習をさせようとしても、子どもたちにとっては機械的な反復練習になってしまい、飽きたり嫌がったりしてしまいがちです。
しかし、まど・みちおさんが紡ぐ言葉の世界には、子どもたちが思わず口ずさみたくなる
「音の仕掛け」が散りばめられています。
「音の仕掛け」が散りばめられています。
- お口の瞬発力を育てる:「きゃきゅきょ、きゅきょきゃ、きょきゃきゅ!」のように、
音がリズミカルにひっくり返る並びになっています。これにより、お口の周りの筋肉や
舌の動きを瞬時に切り替える「瞬発力」が自然と鍛えられます。 - 日本語の響きを楽しむ:「きんぎょの あかちゃん きゃきゅきょ♪」といった、かわいらしくてイメージしやすい言葉と結びついているため、お口を動かすこと自体が「楽しい遊び」に変わります。
歌うときは、ぜひお互いのお顔を見合わせて、「お口をすぼめたり、横に引いたりできて
いるかな?」と、大げさなくらい表情豊かに歌ってみるのがおすすめです。
いるかな?」と、大げさなくらい表情豊かに歌ってみるのがおすすめです。
動画と一緒に!歌って覚える拗音の世界
当チャンネルでは、この「きゃきゅきょのうた」を視覚的にも楽しめるアニメーション動画
として公開しています。
として公開しています。
(※ここに以下のYouTube動画を埋め込みます)
【動画を再生して一緒に歌う】きゃきゅきょのうた(まど・みちお 作詞/三善晃 作曲)
【動画を再生して一緒に歌う】きゃきゅきょのうた(まど・みちお 作詞/三善晃 作曲)
三善晃さんのリズミカルで心地よい伴奏に合わせることで、子どもたちはテンポに乗って、
自然と正しいタイミングでお口を動かせるようになっていきます。これこそが、機械的な
訓練にはない「音楽療法的なアプローチ」のメリットです。
自然と正しいタイミングでお口を動かせるようになっていきます。これこそが、機械的な
訓練にはない「音楽療法的なアプローチ」のメリットです。
ひらがな・発音を育てる「三部作」のステップ
まど・みちおさんと三善晃さんのコンビによる言葉遊びの歌には、今回の「きゃきゅきょのうた」のほかに、「あいうえおのうた」「がぎぐげごのうた」があります。
これらは、お子さんの発達やお口の育ちのステップに合わせて、以下のように使い分けるのが
効果的です。
効果的です。
- あいうえおのうた:すべての発音の土台となる、お口をハキハキと大きく開け閉めする力を育てる。
- がぎぐげごのうた(またはオリジナル曲「ごりらとぞうのうた」):舌の奥をコントロールして、濁音・半濁点を正しく発音する力を育てる。
- きゃきゅきょのうた:舌や唇を細かく、素早く形づくる「拗音」の複雑なコントロール力を育てる。
この三部作を一本にまとめたロングバージョン動画も公開していますので、日々のルーティンとして続けて歌いたい方は、ぜひこちらも合わせてご活用ください。


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