それぞれの空 作詞:新井鷗子 作曲:森山至貴
教育芸術社「5年生音楽」の教科書掲載曲です。
私が使用している楽譜は、
学校行事・授業のための新教材集
「ツリーハウスにおいで」という楽譜集なのですが、
そこでは斉唱の曲として、掲載されていました。
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2024年に、教科書がプチ改定されて
同声二部合唱の曲にアレンジが変更になって、
こんなことになるとは思ってなくて、最初はちょっとおどろきました笑
5年生で歌う二部合唱曲として、新たにアレンジされたようです!
うたってみたら、なかなか素敵なアレンジでした。
わかりあえる場所を さがし
ばーしょを さー が し
このような感じで、上パートと下パートが、全く違う動きをするところや
それぞれの夢 むねにいだいて
音の形が、上パートはだんだん高くなっていく(上行形)
下パートは半音ずつ階段を下がるようになっていく(下降形)
と、構造がきれいに分かれています。
ハモるのが初めてなんだよね、慣れてないけど、という場合にも
とても取り組みやすい曲だと思いました。
それぞーれのゆめ
下パートを歌われる場合、
音の階段をひとつずつ降りてくるイメージがあるといいのですが、
一音下がる時と、半音下がる時があって
幅が一定ではないので、そこは慣れるまで注意が必要です。
最初の、ソからファに下がるところ、そこだけが一音下がり
あとは順に、半音ずつ下がっていく、という規則性のある形になっています。
この曲の歌詞についてです!
さまざまにイメージがふくらみ
みんなにとってのそれぞれの空の映像が浮かぶような
そんな言葉が散りばめられています。
どんな空、ゆめ、明日を描いても
みんなにとってのそれぞれの空、ゆめ、明日があって
それぞれにすてきな世界となりそうです!
それぞれに違う個性を持った私たち。
お互いの違いを尊重しながら
大切な夢を、いつかかなえていけるといいなと思います。
そんな気持ちを、歌う時に込められるといいですね。
私たちはそれぞれに違う個性を持っていて、おなじではない。
違っているということ
同じではないということ
それをお互いにリスペクトし合う、ということの大切さを
この歌と共に、深く味わい、理解していくきっかけになるとよいです。
若いみなさんには、新しい時代の新しいひとになっていってほしいなと思います!
ソプラノ練習動画
ソプラノ練習動画とは、2023年までの斉唱の時のアレンジのものと
同じになります。
斉唱でこの曲を歌唱する、という場合は
こちらの動画をお使いください。
2024年から始まった、それぞれの空同声二部合唱ver.のために
下パート(アルトパート)の音取り練習が必要でしたら、
下パートのみを録音したこちらの動画をお使いください。
楽譜集「ツリーハウスにおいで」の中に
作曲者・編曲者からのメッセージがあります。
それぞれの空の作曲者である森山さんが書かれたメッセージの中から
歌い方のアドバイスの部分を一部、紹介します。
「きみ」と「ぼく」の対比を印象づけるために表現を工夫したり、
「それぞれ」という言葉をはっきり発音したりすると、
曲のメッセージが効果的に伝わるかと思います。
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